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ロボカップとは |
| RoboCupは、日本の研究者らによって提唱された、自律移動ロボットによるサッカーを題材として、ロボット工学と人工知能研究を融合させた国際的なランドマーク・プロジェクトです。「2050年、人間のサッカー世界No.1チームに勝てる、自律型ロボットチームを作る」という壮大な夢を目標に、 世界35カ国・地域から3,000名以上の研究者や学生がこの研究に参加しており、年々その数を増やしています。1997年に名古屋で第1回世界大会を開催し、その後パリ、ストックホルム、メルボルン、シアトルと世界大会は毎年開催され、2002年の第6回は、ロボスクエア開設の契機となった福岡・釜山、次いでパドヴァ、リスボン、そして今年2005年の大阪大会まで着実に技術力を高めてきています。現在では、サッカーだけでなく、大規模災害へのロボットの応用としてレスキュー、次世代の技術の担い手を育てるジュニアなどが組織されています。 |
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ロボカップの将来 |
1960年代にアメリカで推進されたアポロ計画は「人間を月に送り込み、安全に帰還させる」という目的を果たす過程において、航空宇宙技術やエレクトロニクス、ソフトウェアの分野に大きな功績を挙げました。ロボカップの目的も、単に強いサッカーロボットを作ることにあるのではなく、 その過程で派生する技術を様々な分野に活用することにあります。既に災害救助の分野では「ロボカップレスキュー」で具体的方策を探り始めました。また今後、医療や介護、宇宙探索や地雷除去の技術などへの応用も考えられます。
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ロボカップサッカー |
一番初めに組織された、ロボカップの中心的活動。サッカーを題材に、自分で考えて行動する自律型ロボットの開発を目指しています。全部で5つのリーグに分かれています。
※各リーグのルールは毎年更新されます。以下は2005年度のルールです。
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ヒューマノイドリーグ |

2002年より正式種目となった自律型二足歩行の人間型ロボットによる競技です。これまでは、「歩く」「パスする」といった基本動作を試す競技、独自の機能を披露する「フリースタイル」競技、「PK(ペナルティキック)」競技、独自の機能を披露する「フリースタイル」競技が行われてきました。2005年の大阪大会ではじめての複数ロボットによる試合が行われました。総合優勝者にはルイ・ヴィトン・ヒューマノイドカップが授与され、2004年のVisiONに続き、2005年もVisiON NEXTAとTeam OSAKAがV2を達成しています。 |

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小型ロボットリーグ |

長さ4.9m、幅3.4mの大きさのフィールド内で、5台1チームで試合をするリーグです。1台のロボットの大きさは、直径18cm以内、高さ22.5cm以下(カメラを積んでいない場合は15cm以下)の小さなもの。それぞれのロボットは、上に取り付けられたピンポン玉の色で敵味方を判断します。サッカーボールの代わりになるのは、オレンジ色のゴルフボール。10分ハーフの試合です。フィールド全体を見渡すカメラからの視覚情報をベースに、ロボット同士がいかにシステマチックなチームプレイを構築していくかが見所で、人間のサッカーを凌ぐスピード感とロボットの状況判断力に驚かされます。 |

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中型ロボットリーグ |

ロボットが4台から6台で1チームとなり、フィールド(12m x 8m)で、フットサルのボールを使って対戦する10分ハーフの試合です。1チーム、30cm以上50cm四方で高さ80cm以内のロボットが迫力ある攻防を見せます。センサーやカメラを搭載しており、遠隔操作で動かすのではなくすべて自律型となっています。ロボットに取り付けられたカメラは、周囲360度を見渡すことができるものが多く、オレンジ色のサッカーボールを見つけると、ボールと自分の位置をすばやく計算して動いていきます。
各ロボットは移動機構とキック機構を持ち、ボールやゴール、味方や相手を判断するためのセンサを搭載し、コンピュータによりその動きを素早く制御します。大きなフィールドでの迫力ある攻防が見所。 |

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4足ロボットリーグ |

それぞれ青と赤のユニフォームを身につけたSONYの4足のエンターテインメントロボットAIBOが、1チーム4台で対戦します。オレンジ色のボールを使い、フィールドは4m×6m。試合は10分ハーフです。共通のプラットフォームを採用しているため、各チームのプログラミングの優劣で勝敗が左右される。ボールを追いかけるロボットの仕草や得点したときのポーズなどが人気のリーグです。 |

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シミュレーションリーグ |

1996年のプレロボカップから始まった最も古いリーグで、みなさんがグランドで行うサッカーとほとんど同じルールです。
ロボットの実機を使わず、“サッカーサーバー”というソフトウェア上で、それぞれ異なる頭脳を持った22のプレーヤーがコンピュータ上の仮想フィールドで5分ハーフの試合を行います。
プレーヤーとなるのは分散協調型システムのプログラムで、それぞれが独立して動いています。人間と同じように判断し、さらに視野、スピード、体力などに対して限界を設けているので、5種類あるロボカップサッカーの中では、もっとも現実的なサッカーとなっています。
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ロボカップレスキュー |
| ロボカップサッカーで生み出された技術を活用し、大規模災害シミュレーションや災害救助ロボットを研究開発するために組織されたプロジェクトです。地震などの大規模災害時を模擬して災害時の救助戦略を発展させようというシミュレーションと、現場に駆けつける自律型ロボットの開発を推進する活動の場です。実験・評価の場としての競技会を活用しつつ、いわば「国境なき救助ロボット隊」の結成を目指しています。 |
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レスキューロボットリーグ |

| 自然災害以外にもテロ対策としてもレスキューロボットの必要性は高まっており、近年その研究開発は活発になってきています。競技フィールドは、地震などで倒壊した家屋を想定して作られています。レスキューロボットの使命は被害者の早期発見と救助のスピードとその精度です。ロボット実機を動かすため、その移動機構、また被災地の様子を操縦者に伝えるセンサと情報処理システム、また遠隔操作技術やチームの戦略も大きな課題となっています。すでに実際の災害現場での人命救助に活躍しているロボットもいます。 |

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レスキューシミュレーションリーグ |

ある仮想地域で地震が発生し、家屋倒壊、火災、道路遮断などの二次災害が起ったという想定のもと、救助隊、消防隊、警察隊、救急センターなどエージェントといわれるコンピュータ上のロボットたちが、自分たちで判断しながら消化活動や舗装、救助などを行い、街の被害が大きくならないような活動のシミュレーションを行います。被災地の情報は事前に与えられていないので、各エージェントは災害状況を収集しながら、救助活動を行います。
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ロボカップジュニア |

自律型ロボットの設計・制作を通じて次世代のロボカップの担い手を育てることを目的とするプロジェクト志向の教育プログラムです。ジュニアの競技は「サッカーチャレンジ」、「ダンスチャレンジ」、「レスキューチャレンジ」があります。 |
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サッカーチャレンジ |

| 子どもたちが製作した自律型ロボット2台で1チームをつくり、2対2のサッカー競技を行います。赤外線ボールを使って、ロボット自らがボールを見つけ、追跡します。フィールドの大きさは183cm×122cm。タッチセンサーで相手のロボットや壁などを避け、赤外線センサで床のグレースケールを認識しゴールの方向を見分けます。チームで取り組むので、チームワークや協調性、大会の体験などが重視されます。 |

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ダンスチャレンジ |

| 子どもたちが製作した自律型ロボットによる自由演技ベースのダンスパフォーマンス競技。使用ロボットの数に制限はなく、チームのメンバーも一緒にダンスや演奏、歌を歌うこともできる。ロボットの機構・構造、プログラミング、センサーの工夫以外にも、表現力や装飾、衣装、エンターテインメント性が評価されます。 |

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レスキューチャレンジ |

| 災害にあった建物の内部を再現したフィールド内を、ライントレースしながら被災者を発見していく競技。黒いライン上の緑色や銀色の被災者を発見して光や音で発見の合図を行ったり、また障害物や途切れたラインを上手く対処できるようにセンサーを活用したプログラミング力が評価されます。 |

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