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ご挨拶
ロボスクエアは、平成14年7月に福岡がロボットのシリコンバレーとなる未来を目指して、「ロボカップ2002福岡・釜山大会」を機に開設されました。
開設後3年が経ちましたが、平成15年11月には構造改革特区として、福岡市が「ロボット開発・実証実験特区」として認定され、ロボットの公道での実証実験が多数行われるなど、ロボットの実用化に向けて、全国の研究機関による実証実験が活発に行われました。なお、このロボット特区の活動が評価され、今年度より全国の公道でロボットの実証実験が展開されることになりました。
また、平成16年の4月からは、本田技研工業の協力のもと、二足歩行ロボットASIMO(アシモ)が福岡市内の小学校の半分である75校を訪問し、次世代を担う子供たちに、21世紀の基幹産業となるロボットの仕組みや最先端技術を楽しく紹介する「ロボットと学ぶ科学教室」を行っています。 目の前で、ロボットが、二本足を使って歩いたり、サッカーをしたり、ダンスをしたり、人と会話をする姿を見て、子どもたちは科学に興味を持つだけでなく、未来に夢と希望を抱き、子どもたちの心が豊かになったと大変な反響をいただきました。
このように、ロボットが子どもたちに与える影響は、ロボスクエアでは非常に重要だと考えております。ロボスクエアでは毎週末に、九州大学大学院のヒューマノイド工房の学生たちによる日頃の研究成果の発表の場であるロボットのライブショーを行っておりますが、ロボスクエアに足を運べない子どもたちにもこの感動と夢をあたえるため、ロボスクエアのロボットたちは、子ども病院や九州がんセンター小児病棟、子ども総合相談センターなどにも出かけています。ロボットに元気づけられ、自分の足でロボスクエアに行くために子どもたちは早く元気になろう!と頑張るのです。
高齢化社会でロボットの活用が期待される中で、ロボスクエアでは、高齢者向け施設へのセラピーロボットの無料貸し出しも行いました。認知症の方がアザラシ型の癒しロボット「パロ」に話かけ、昔飼っていた動物を思い出したり、会話のなかった方がロボットと話をするようになるなどの効果がありました。
ロボスクエアのロボットたちは、すでに人々の生活の中で、大きな貢献をし始めています。実際にロボスクエアを飛び出して、皆さんと上手く共生するようになる日もそう遠くないかもしれません。
今後もロボスクエアでは、ロボット関連の研究と開発、ベンチャー企業の育成、そして市民のロボット理解を深める場として、様々な取り組みを進めて参りますので、どうぞご期待ください。
ロボスクエア運営委員会名誉会長
吉田 宏
(福岡市長)
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